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8万人収容のエスタジオ・センテナリオ

 首都モンテビデオの繁華街「7月18日通り」(アベニーダ・ディエシオーチョ・デ・フリオ)の東端に、ホセ・バージェ・イ・オルドニェス公園がある。この広大な敷地の東の一角に8万人収容のセンテナリオ競技場がある。英語でいえばセンテナリー。1825年の建国100年を記念し、1930年の第1回ワールドカップ開催のために建設されたもの。

 その大スタジアムの、東西南北のスタンドにそれぞれ名前がついている。

 バックスタンドはオリンピカ(Tribuna Olympica)、北スタンドをコロンベス(Tribuna Colombes)、南スタンドをアムステルダム(Tribuna Amsterdam)、メインスタンドをアメリカ(Tribuna America)と呼んでいる。

 Tribuna はスタンドという意味で、オリンピカはつまりオリンピック、コロンベスは1924年のオリンピック・パリ大会が開催されたコロンブ・スタジアムからとったもの。アムステルダムは、1928年のやはりオリンピックの行われた、オランダのアムステルダムのこと。ふたつのオリンピックのサッカーでウルグアイが優勝したのを記念して名付けられている。

(1987年 トヨタカッププログラムより)

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