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守りにミスが出るとは……

 チームの本大会参加となった84年スペイン大会も、スコットランドは代表を送り込む。1次リーグは第6組に入り、相手はブラジル、ソ連、ニュージーランド。
 まず格下のニュージーランドを相手に3−2で1勝。3点取ったのはいいが、新興チームの縦パスと中央突破の一本槍に2ゴールも奪われたのがあとで響く。優勝候補のブラジルには、先制しながら結局1−4の負け。ソ連との第3戦は、2−2で引き分け。今度も2位の決め手は得失点差。得点不足というより、いささか失点の多いのが響いた。

 このチームの武器は、74年以来のジョーダンのヘディング。1951年生まれの彼は30歳を越え、チームもリーズからマンチェスター、そしてACミランへと変わっていた。
 中盤にはダルグリッシュはなく、代わってストラハンがいたが今回も得失点差に泣いた。

 3つの大会を通じて、いささか不思議なのは、スコットランドの力闘、頑健で知られるハズの守りが決して強くない。相手が押し込んで、左右からクロスを上げてくるときには、間合いの詰め方や味方との連係の守りが良くない――ことだった。
 これはイングランドでのクラブの試合があまりにも多く、同タイプのゲームにいささか身体が慣れてしまったためかも知れない、と考えたりもした。

 86年のメキシコ大会は、1次リーグE組で西ドイツ、デンマーク、ウルグアイという手強い相手ばかりだった。
 第1戦のデンマーク戦は0−1、第2戦の西ドイツには先制ゴールを挙げながらも、結局1−2で敗れた。第3戦のウルグアイ戦は、途中から相手が反則のために10人となったチャンスを生かせず、0−0の引き分け。1勝2敗でE組最下位に終わった。


(サッカーダイジェスト 1990年5月号「蹴球その国・人・歩」)

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