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釜本邦茂「ワールドカップへの挑戦 シュートのポイントを設定する」
1977年は釜本選手がヤンマー入りして満10年、日本代表チームで14年目を迎える。「もうしんどいですよ」といいながらも、先の韓国戦でも、見事な攻撃リーダーぶりをみせた"青年"釜本に、天皇杯にかかる前に、チームのこと、若手のこと、そして韓国のことを聞いた。この雑誌のための対談は、再三にわたるが、年とともに、彼の語ることばも、そのプレー同様に味わい深いものとなってくる。今度の誕生日で33歳になる釜本選手には、いつか、そう遠くない日にプレーヤーとして第一線から去る日もくるはずだ。いまプレーをしている最中に語る"釜本君のサッカー"を今後もできるかぎりお伝えしてゆきたい。そして、皆さんに一回でも多く、彼のプレーを見ていてほしい。これが、77年の私の願いである。
不振ヤンマーのこと
――まずは日本リーグの不振からゆきましょう。あと4試合残っているけれど、すでに5敗だから……。
「もう(優勝は)ほとんどダメでしょうね」
――それについて……。
「そうですね。76年はほとんどワンシーズン近いかっこうの長丁場のゲームで、いろんなところへいったですね。まず3月のモントリオール予選が終わってから、ヤンマーはバンコクへいったり、韓国へ対抗戦にいったり……。それで肉体的に選手が鍛えられていなかったということはあるでしょう。それとシーズン中にしろ、シーズン前にしろ、選手のけがでメンバーをさわったりしたこともちょっとありますね」
――なるほど。前年の日本リーグ、天皇杯を終わって、多少休みになる期間があって、主力のあなたとネルソン吉村大志郎は、代表チームで4月までかかって予選をやった、と。それがすんだあとバンコクにいったのが?
「あれは5月の終わりです」
――それからまた6月に韓国へいった。それで試合の成績はよかったけれども、その間に練習も十分できないし、またなんとなく疲れがたまるわね。
「そうです」
――それがすんで今度は釜本君やネルソンらがムルデカへいったでしょう。そして帰ってきてすぐリーグが始まったのですね。
リーグへ入る前には、どんなサッカーをやろうか、と考えていたのかな、ヤンマーは。
「そうですね。いままでよりもうちょっと積極的にやろう、いままでは攻めるのは前のほうで、バックは守っておけ、極端にいえば、そういうようなことだったのですけれども、それがもうちょっと積極的にやろうや、バックスも前へ出てこい……。結局それが墓穴を掘ったのかもわからんですけれどもね」
――うん、それはあるやろうね。それをやるには、FBの一人の松村が故障したのもこたえたネ。
「バックがもうちょっと前へ出ようというようなことはありましたが、まあチームとしてのやり方はそんなに変わらないです。
それよりも2年続けてリーグに勝って、そしてバンコクや韓国にいって勝ったりして、選手の一人ひとりに『だいじょうぶやわい』というような……」
――気のゆるみというか、あまくみたというか多少そういうものはあった?
「ええ」
――なるほど、ふたをあけてみてぼくが気がついたのは、毎年シーズン中に2,3試合みていると、あ、上手になってきたな、という感じの人が中堅の選手で出てくるけれども、76年は全然それがなかった、と。
「そうですね」
――この雑誌にもちょっと書いたが、今季のヤンマーには、そら掛布がおらへんから、と(笑)。阪神タイガースは相撲とりみたいな太った選手が多いが、一人若くてイキのいいのがビューッと出てきたら、チーム全体にも張りが出てくるけれども。掛布ほどでなくても……。ヤンマーには毎年だれか、進歩しているな、という人がいたのにネ・・・・・・。
たとえば、あんたが第二列に下がっているときに、ボールがトップに出る。そのときトップにいるのが、堀井や阿部でしょう。釜本君が前にいて一発きたときにもちこたえる時間と、堀井や阿部が前でもちこたえる時間、というものは、だいぶちがってくる。
「まあそうですね」
――だから、そういうことが、彼らがうまくなければいかんのか、あるいはその前にハーフでボールをチーム全体でキープして上げていくようにしなければいかんのか、そこらのところはちょっとわからんけども、ともかく、あんまり上手になってなかったねェ。
「いままでは、たとえば若い選手が10やるところを8しかやらなかった。たとえば、ポイントになる選手が、その分を1.2か1.3くらいやって、若い連中はいいポジションのところだけをやった。いわば自分の専門的な、いちばん大事なところまでボールを(もって)いってやるから、そこはおまえでやれという感じだった。それが0.7であり、0.8で、そこだけ力を集中したらよかったものが、吉村にしても、小林やぼくらにしてもいままで1.3、1.4をやったのがいまは1.0をやるのが精いっぱいというかっこうになってきた。そのときにやはり0.8しかできない。というところにチームの攻撃力が低下した、という……」
――それは非常に大きいと思うね。まあ釜本君が1.0しかできんようになったかどうかはわからんけれども……。
「結局どこのポジションをやっても一本立ちはできなかったということです」
個人技向上、古河、日立
――それでしんどくなってきた、と。今度は相手が、ヤンマーがそういうふうに苦しんでいるときに、ヤンマーの全体の試合の流れに対応するやり方がよそは大分うまくなってきた、ということやろね。
「それもあります。まあどこのチームをみても、実際には、戦術的にはそんなに大してうまくはなっていないですけれどもね。個人の技術が――一人でボールをもったら、そう簡単にボールを取られんようになった、ということはたしかですね。
それと、いままでのうちは相手ボールになると中盤からグワーッと後退して守るというやり方だった。このとき、ボールをもった相手を一時的にフリーにする場合もあった。それがいままではもっと楽に守れたのが、このごろではあまり余裕をもたせると混乱を起こさせられるようなプレーを相手がやりだしたために、前ほど楽な試合はできなかった、ということでしょうね。
それと、いままで攻撃にしろ、ディフェンスにしろ中盤の――最終ラインはそこを抜かれたらあれですけれども――選手が守備面で怠りがものすごくありました。まあ11月の3試合ほど、中盤から(チェックを厳しく)やりだそうというようなことになって、だいぶよくなった。これからは、まあそんなに負けるような試合はせんでもすむのでしょうがね」
――相手にボールが渡ったらこちらの前線、ミッドフィールドから、ちゃんと抑えてゆかんと、やられそうになってきた。それだけ、相手も上手になってきた。そこでサッカーはおもしろうなるわけや(笑)。
チームとしてそういう最も進歩の度合いが顕著にみえてきたのは古河?
「そうですね、やはり古河とか、フジタとかね。日立なんかにしてもバックの選手がフリーになったらどうつなごう、と。そういうところはかなりありますね」
――どこも有効に味方同士のパスの受け渡し……、ノーマークのときはそういうふうになってくるということですね。
「だから、それをほうっておいたらいかん、こっちもいかないかん、というところで、11月の終わりごろは、とくにいいサッカーはしていないけれども、ヤンマーのペースがだんだんつかめるようになってきた、ということでしょうね。また逆に、相手をちょっと厳しくマークしてやったら、あんまりいいことはようしない。それなら、はじめから厳しくマークしてやったほうがいいということですネ」
――そのほうが結局あとが楽だということがわかってきた。体でね。はじめにしんどい思いをして突っかければね。もともとヤンマーというのは……。
「がつがついくほうだったんですョ。昔はね」
――昨シーズン前期で三菱の斉藤が釜本マークを一生懸命やって、あそこでいっぺんに自信ついたと思うが、今シーズンはとくに釜本マーク役でよくやりおったな、というのはありますか。
「そうですね。どこも従来から同じですからね」
――マークの相手がね。日立はこのごろ熊谷か。
「そうですね。彼はなかなか体のきく選手ですね、がんばり屋です。古河の清雲もこの間はケガしながら、ようがんばりましたョ」
ゴールキーパーのこと
――ゴールキーパーはどうやろ?
「そうですね。ゴールキーパーはどこも落ちているのとちがいますか。日本のゴールキーパーはちょっと練習不足ですね。どこのあれを見ても。どういったらいいか、ぼくは練習方法はしらないですけれども、横からのボールにものすごく弱いですね」
――いったんふってくるボールね。
「たとえば、けった時点で、そのけるかっこうを見て、このボールはどこへ飛んでくるか、どれくらいの高さで飛んでくるのか、という判断がものすごく悪いですね、日本のゴールキーパーというのは。うちなんかでもそうだろうし……。そういう練習をしていないのじゃないかな。ただ、横からボールをけって、キーパー取れよ、ということでは、どこでもやっていると思うのです。そうしたら、もう最初からボールが上がってくるのはわかっていますからね。そこらへんいったるぞ、というようなもので……。
ブラジルあたりでは、ゴール前に二人FWをおいて、それに合わせてボールをける。ただし、二人のFWの頭上へくる、とヤマをかけて先にスタートしたら、センタリングする役のヤツが、ドカンと、直接ゴールをねらってくる。アウトサイド・キックをするんでしょうネ。だからける瞬間まで、飛び出せない。実践的ですョ。こちらでは、はじめから、ここへくると決めてやってる。だから横にもう一回ふられたら、ほとんどキーパーのポジションがもたもたしてくる」
――非常に大事な場面を想定しての反復練習が全体に足らん、と。そういうことはあるね。
奥寺はストライカーになれる
――いま評判の奥寺や、碓井ははどう?奥寺はストライカーになれると思う。
「ぼくはなれると思う。ただ古河で左のウイングなんかでやっている感覚ではやはりダメですね」
――うん、ツボにはまったときに、タマをとらえるという強さは大したものだが……シュートのタマそのものの威力はすごい。エウゼビオみたいだけれど。同じ試合中に、同じ位置から、二本同じ角度のシュートを同じところへはずしたのを見て、ちょっと心細いナという気がしたが……。
「自分のいいところへボールをおいて、ドーンとければ、いいシュートがとんでいく。だけど試合のときに、そこのところへなかなかボールがいかないですね」
――そう。いちばんいいところへ。
「自分がいい姿勢で、いちばん力の発揮できる、力のあるボールが飛んでいくところにボールがおけないです。で、おいたときはいいシュートがいきます。おかないときにそれのいい形で打とうとしているのだけれども、ボールがそこへいってないからけり方を変えないかんでしょう。それがわかっていない。同じようにけってしまう。だから、ものすごい勢いでどこかへ飛んでいく」
――左で二本切り込んで、同じ位置から二本ともネットの外側へ当てているわけ。ということは、自分のそのけり方ではそこへしかいかないわけだ。それを修正できない。
「体でバランスをとるとかね。野球なんかでよくいうようにガーッと引っぱるのと、ライトへ流すのとの腰の開きとかね。そういうふうにけるときに腰をちょっとずらすとか、ギュッとこちら側へもっていくとか、ヒザをグッと送り込むとか、そういうのをまだたくさんけっていないです」
――そういうことだ。だから、それがはたして24、5歳からできるかしら……。
「それはむずかしいかもしれん。だけど、そこのところへボールをおく、ということをもっと一生懸命にやらんといかん」
――それはたしかだ。それができないというのは、もっていくスピードにも関係があるのとちがう。
「そうですね。ちょっとね」
――もうちょっとゆるめてそこをもちこたえるとか、敵がきてもあれだけ柄があるんだから、ちょっともちこたえるとかなんとか……。そら、体のヒザの強さとか、柔らかさとか、いろんなことがあるやろうけれども。
「だから、やはり世界の……というとぼくらそんなあれはできないかもわからんけれども、どこかに手抜きがはいっているのですよ。たとえばガーンとドリブルシュート打つときに、その踏み込むすこし前に一回スピードを落として、そしてもう一回トップスピードにはいるときにけってる、というような……。それで最初の一から十までトップスピードできて、その十のときに本当にパワーのあるシュートを打つ、というのはどだいむずかしい」
シュートの設定がほしい碓井
――碓井君はどうですか。
「彼なんかでもそうです。ボールをけるポイント(位置)が、どこでボールをけろうか、というのがないですね。たとえば、自分の敵と向かい合ったときに、自分がシュートを打つ場所はここだ、と設定して相手と応対していないですね。だから、この選手を抜いてシュートを打つんだ、と。まあぼくが見た範囲での話ですが――どこへボールをおいて、そこのポジションでシュートを打つのだ、というそこまでの設定が一対一になったときにないようにみえる。だからやみくもに目の前の相手を抜くんだ、というそれだけ。だから、うまいこと抜けたら、そのあとうまくシュートをやりましょう、というようなことですね。だから、たとえば最初に計画を立てたときに、ここでシュートを打つためにこの選手をこういうぐあいな抜き方で抜いてここへボールをもっていくんだ、というような設定がないです。
たとえば、ぼくらなんかでしたら、右側をするのが好きなほうだから、この選手をこっちへ引っぱり込んでここへボールをもっていこう、というようなやり方でね。だから、最初からそこのところへもっていくドリブルの方向なり、いろんなことをして、そこへボールをもっていってシュートをする。だから、そこのところではいります」
――敵は、長い統計からみて、そこへくると予備知識があっても、その前に一つなにかやられたら、やはりそれをいかないとしょうがないから、結局そこへもってこられるということになるわね。
「だから、ぼくらでも最初全日本へはいったとき、もうそればっかりでしたから。相手もわかりだしたら、今度はこうやってかけたら敵が先にこっちにきている、というようなね。それなら相手と反対に左足でシュートを打つ、というような練習もね。そういう設定というか……」
――日本リーグでまだあんたがはいって1年目のときだったかな。新日鉄との試合のとき、右のペナルティ・エリアの角くらいあたりで、右へゆきかけたら新日鉄のバックスは、その前を抑えに出た。そこで、中へ、はずして左でシュートした。あのとき、あ、やはりこれはできるな、と。その年の秋にも同じような位置から――もう少し後方だったが、同じような形でシュートするかと思ったら、今度は吉川に低いライナーのクロスを出して左ポスト近くでヘディングさせた、あれも同じ形だったけどね。ああいう読みはまだ若い人にないだろうね。
「そうです。そら年月かからなかったらなかなか読めんと思うけれども。たとえばそういう碓井にしても、奥寺にしても、自分と自分の局面も読めなかったらチーム全体のこともわからんしネ。ぼくらもいまになって、いま相手のリズムでやっているとか、だからボールをもったときにリズムを変えていかなければいかんとか、いうようなことをこの何年間かでようやくわかりだした。それも、自分とその周辺すらできなかったらわかるわけないですね、チーム全体のことがね。自分のことがわからんのに他人のことがわかるわけがない。まして相手のことまでわからん、ということです。
――若い有望なプレーヤーにも、はようそのへんまであがってきてほしいもんやネ。
若い韓国、決して……
――12月4日は1−2で負けたが、韓国はどう?
「サッカー・マガジンを韓国も読んでいるからね。負けているのにあれは勝てるとかいうと『なにをいうとるか』というようなものですけれどもね。韓国は、選手が変わってきたけどチームとしてはうまくなっていないです。
――若がえったからネ。
「いつも平均年齢23、4歳くらいが出てくるでしょう。そして、あの国は大したところだと思うのは、いつも同じだけの力はあります」
――たしかに……といって、それから上でもない。
「それから上はあのチームにはいかれない。やはり23、4歳だから、あれだけ動きまわれてスタミナのある選手がいるのであって、それが27、8歳になったとき、その選手がそれじゃ、それだけスタミナをもっているかというと、そんなことはないと思うのです。
――そのかわり、あるいはもっとうまいプレーができるかもしれない。
「そうですね」
――試合全体の流れをつかむプレーヤーがね。
「だから、反面そういうのをきらっているのかもしれない。たとえば、李会沢とか、ああいう異色な選手をあまり使わないですよね。彼なんか、まだ上手です。そういう点で――日本なんか常に負けているけれども――突くチャンスがあるとすれば、そこだと思うのです。日本がそれに応対できるだけのものがあればね」
――後半のように、あれだけボールを取って攻められているときに、もうすこし、こちらが攻める時間をつくらなあかん。こちらが終始受身では、そらやられてしまう。日本が点を取ったときは、その前のたてつづけのチャンスが相手に大きなプレッシャーをかけている。彼らは若いだけに、そのへんが弱点のようにみえた……。
「そういうところで、こっちがグワーッとある程度攻勢に出たらね。彼らは受身にまわったらものすごく弱い。反対に攻勢に出たらものすごく強いものがありますね」
――次から次へとわいて出てくるように動きますからね。
「だから、それをなるべくさせないということと、こっちがそれだけ攻勢をとる、と。ということはもっと技術的にも戦術的にも上げなければいかん面があることはたしかですけれども、そういうことさえできたらね」
――いつも感心するのは、あの若い連中が、わりあいにいやらしいプレーが、とくに日本に対してできるのと、ボールなんかもちゃんとキープできる。振り切れなくてもラインぎわでもちこたえ、そこへ味方が寄ってきて、というようなことはできるわね。
「そら、ボールをもつ力というのは彼らのほうがいまはありますよ。それと、やはりチームとして形になっています。
――なっていたね。
「日本チームはそういう点じゃ一つのチームにはなっていなかった。そういう期間がなかっただけに……。だから、それが日本のチームができたらそんなにこわい相手でもないしね」
――ここしばらく、杉山が全日本から引退して、それからメキシコ組がどんどん減っていって、あんたと森君だけが残って、とくに攻撃では孤立無援でサッカーをやっていた感じが、今度は若い連中が伸びてきたから、全日本としてもあんた自身もいまならもうちょっとなにかやってやると。若い連中といっしょにやって、もっと自分の意志を伝えて、前よりいいサッカーができる、という気はあるでしょう?
サッカーは気力
「そらそうです。それはリンクマンをやっていても、前よりは、周りがよくなってきたからできますわね。この前でも、いってみれば、こちらが前へ出したボールをきちっとキープができて、ほかのやつが上がってきよるだけの時間をなんとかできたらね。
――ペレのコスモスと、東京で若手主力の日本選抜がいい試合をした、と。もっともあれはコスモスが途中をほうっておいてくれるから、ダーッといけたわけだ。韓国は、はじめから厳しくくる。トラッピングでちょっとボールをはずませても、すぐバシンとやられる。コスモスのオジさん連中は、それはなかった。やっぱり、まだ韓国のように寄ってこられると、しんどいな、という感じだった。それでも、ともかく前よりはいけるからね、いまのチームは。碓井君なんかでも、ま後ろからくるボールをきちっとはできないけれども、体でいっぺんもちこたえる。しょうがないから向こうがファウルする、というような場面が二回ほどあったね。
「まあ、体を張る、というプレーですネ。ファウルされても体を張って、ここというところへ飛び込んでゆく、そんなプレーをやらんとあかんでしょう。ほんとに気の問題ですョ、サッカーは。」
(サッカーマガジン 1977年1月25日号)